エンジン腰上のメンテナンス
こんにちは、
コーリンデス。
今回、お客様から頂いたご依頼は、
「エンジン、シリンダーヘッドのオーバーホール」マシンは
カワサキ ZX-6Rです。
エンジンのオーバーホール時期やタイミングって
難しいですよね。
いつごろ?どのくらいで?何をどこまですれば良いの?
わからなくて当然だと思います。
エンジンに限っての話ではありませんが、
車種、乗り方、遊び方、街乗り、峠にサーキット。
それぞれ使い方でも違ってきます。
一番皆さん多いのは「音が大きくなってきた気がする」ですね。
これも間違いではありません。
常に声を聴いてあげるのは大切なことです。
少しでも気になり、疑問に思ったら聞きに来てください。
現状でベストなアドバイスができると思います。
さて話を戻して、今回のシリンダーヘッドのオーバーホールですが、
まずは、燃焼室の色、焼け具合等をチェックして、綺麗にしま~す。
↓
取り外した、バルブもチェック。
それぞれカーボンまみれというわけでもないですが、綺麗にしましょう。
走行距離の多い車両は
カーボンがびっしり層になって、
バルブにはさまっていたりします。
これでは
本来のパワーは出ませんね。
バルブのあたり面もスタンダードではベストとは言えません。
走行距離が増えるとあたり面も広くなってしまいます。
そこで、あたり面、あたり位置を変更するために、
「シートカット」を行っていきます。
1本1本・・・16本
根気のいる作業です・・・
「シートカット」行うことで
加速時のトルクが増します。
勿論、出力(馬力)が上がることも。
今回はシートカットもありますので、バルブは新品を用意。
バリとり、面研、ポート研磨等も承ることはできますが、
今回はオーバーホールなので、行いません。
最後に、バルブクリアランスと
前回お話しした、バルブタイミングを確認し
終了です。
これだけのことですが、
シリンダーヘッドはエンジンの特性、出力を決める
大切な部分。綺麗に掃除してあげるだけでも
フィーリングは別物です。
あなたのエンジンはもったいないことになっていませんか?